デアゴスティーニのCB750four

今日、会社帰りに本屋によるとTVCMでおなじみの、デアゴスティーニのCB750fourの本が売ってあった。
50代くらいのオッチャン(失礼)が店内に入るなり、1個買ってた。
 
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CB750fourって、昔(※少年時代。レーサーレプリカ全盛期)はあまり好きなバイクではなかった。
とても古臭いカタチだし、エンジンの形が他のバイク(CB750FやZ系)とくらべてヘンだし。
 
けれど、長い時が経ち、製造業の仕事に就いて、改めてコイツのことを調べてみると・・・
①排気量の大きく、しかも多気筒車を量産しなくてはいけないこと。
②それを支える車体・ブレーキを公道レベルで使えるようにすること。
③どちらも故障なく、信頼性が高いこと。
④出来るだけコストも抑えること。
⑤誰でも扱えること。
・・・などなど、今の国産車というか、国産品であれば、あたりまえなことを確立したエラいヤツらしい。
そうなると、CB750fourはとても好きなバイクのひとつになった。
 
作る方にしてみれば、前人未到のハードルだったはず。
それを作るための道具も設備もノウハウも十分でなく、「なんでこんな精度が要るんだ」とか「こんなの作っても誰も買わない」とか、現場サイドでもいろいろあったはず。
仕事柄、その苦労はよーく分かる。
いま、自分もそんな仕事にすこーしだけ関わっていて、困難に心が折れそうだったけど。
 
当時の彼らがそんな困難をクリアしていき、世の中に送り出せたのは、情熱だったのだろうか?
俺も製造業に関わる日本人として、少し頑張らねば。
 
そして、オッチャン。
残り79冊、頑張ってねー。
 
え?!
オレは買わないっす。
高価いから。