88cc エンジン製作。〈その3〉
腰下があらかた終わったので、腰上の作成。
で、肝心のシリンダーとヘッドはコレを使用。
デイトナのエントリーパッケージ。(88cc)
デイトナ ハイパーヘッドが同封なうえ、ボアアップに必要なものがほぼ揃ってる。
強化クラッチも一次減速比が変更されるタイプ。
周りで社外ヘッドを組んでるヒトはいないので、実験台的な趣き。
価格的なことと、いわゆるレギュラーヘッド系なので周りのダックス70ヘッドを組んだクルマと比べて、そう大差はないだろうというのが選定理由。
また、中低速向きとのこと。
さっそく組んでみる。
ピストン形状としては、キタコのと比較してリセスがやや深いか
ただし、肉抜きはあまりされておらず、頭頂部も尖っていない。
続いて、シリンダーは
もちろんアルミ。
63mmでキタコのと同寸。
キタコピストンも使える・・・のか
ただし、カブのレッグシールドを取り付けるためのネジ穴は無い。
そして、キモであるシリンダーヘッド
バルブ径はダックス70と同じ。
ただ、タンブル効果を狙ってバルブ周りに深い掘り込みがしてある。
吸気・排気ポートもガイドの張り出しがさすがに少ない。
なお、吸気ポート径は23mmなので、ちょっと小さめ。
さすがに社外ヘッド。
そして、これに組みこむカムシャフトもタフトライド処理が
分かりづらい…
ともあれ、耐摩耗性にも期待
と、まぁ・・・ここまでは良い。
このキットの欠点と言えば、欠点が一つ。
カムスプロケを止めるボルトのアタマが、どういうわけか9mm。
誰が持っとるんだ、そんな絶対使わないレンチ!( ゚Д゚)
仕方ないので、3/8インチ(※スポスタ用)で締めてやった。(笑)
良い子はこのネジだけ使わないことをお勧めする。
というわけで、9割がた完成。\(^o^)/
さて・・・これに何のキャブを合わせようか